研究課題/領域番号 |
16K13429
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
大山 祐太 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (60711976)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | スポーツプログラム / 運動協調性 / 知的障害 / 発達障害 / バルシューレ / 運動プログラム / 協調運動 / 障害児者 / Ballschule / 社会福祉施設 / 障害者 / 障害者福祉 |
研究成果の概要 |
障害の種別や程度が多様な方々に、ドイツで開発されたボール運動プログラム「バルシューレ」を参考とした運動プログラムを実践した。 多様な運動形態を含みつつ楽しめる内容とすることや、潜在的学習(課題遂行時にスキル獲得について逐一指摘・助言をしない)を重要視することによって、取り組んだ者の動きの幅の広がりや運動への積極性向上が期待できることがうかがえた。 社会福祉施設において取り組むには、実際に指導者となる施設職員の意識が重要となるが、日頃運動に取り組んでいない施設の職員ほど用具や場所、マンパワーの充足を懸念しているものの、ほとんどの職員がプログラムへのメリットを認識していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害者の運動・スポーツへの積極的参加が推奨されているが、特に社会福祉施設においては充実した運動・スポーツ実施が困難な状況がある。特に知的障害者や発達障害者は運動機会の少なさや肥満傾向・運動拙劣などが指摘されていることからも、彼らが日々の暮らしの中で運動・スポーツに親しむ意義は大きい。 今回、限られた用具・スペースで実践でき、運動・スポーツの専門的知識・経験のない者でも指導可能で、楽しみながら動きの幅を広げられるプログラムを提案できたことは、障害者の抱える健康課題や生活課題の解消に寄与しうるものと考える。
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