研究課題/領域番号 |
16K13447
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
清水 弥生 神戸女子大学, 健康福祉学部, 准教授 (80280030)
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研究分担者 |
吉原 雅昭 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (30264823)
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研究協力者 |
佐瀨 美惠子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知症 / ケア / 日常生活 / 職員 / 自由時間 / 高齢者 / スウェーデン / アクティビティ / 生活支援 / 自己決定 / 介護サービス事業所 / 自治体 / アクティベーター / 生活支援モデル / 質的データ分析 / 個別的ニーズ / 社会福祉学 / 高齢者福祉 |
研究成果の概要 |
認知症高齢者が日々個別的ニーズに基づいた日常生活を送るにはどのような支援が必要か、本人とケアする職員双方に質的調査を行った。スウェーデンでもアクティベーターという日中活動を提供する専門職や認知症ケアに携わる職員に聞き取り調査を実施した。 認知症のある当事者の語りを分析することにより、意欲の減退に悩まされながらも、社会福祉サービスを利用することにより生活の充実が図られていることが明らかとなった。職員が語る支援の内容から、選択プログラムという枠組みを抽出した。職員にとって使いやすく、認知症のある人にも「選択肢の中から選ぶ」という形で自己選択、自己決定が保障される仕組みとして有用であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症のある当事者の声を聴き、日常生活のニーズや実際に行っている活動を調査し分析したこと、また、その人(利用者)を担当する職員にもインタビューを行って、どのようなケアを提供しているかを明らかにした点が,本研究のユニークな点である。 認知症になってもこれまでの日常生活や「楽しみ」が保障されること、それを可能な限り支える「仕組み」をつくることの重要性を指摘した。それはまた、認知症当事者団体が進める「認知症になっても安心して生きられる社会、支え合って生きる社会」の構築にも寄与すると考えている。
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