研究課題/領域番号 |
16K13453
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 中部学院大学短期大学部 |
研究代表者 |
吉川 杉生 中部学院大学短期大学部, 社会福祉学科, 教授 (10331597)
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研究分担者 |
中川 雅人 中部学院大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (10352832)
真野 啓子 中部学院大学短期大学部, その他部局等, 教授 (60512548)
高野 晃伸 中部学院大学短期大学部, 社会福祉学科, 准教授 (60512879)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | デジタル工作技術 / 福祉用具 / 自助具 / 3Dプリンタ / 教育プログラム / 介護福祉士 / アセスメント / 福祉用具作成 / 介護福祉 / 自助具作成 / 介護福祉施設 / 個別ニーズ / ヒアリング調査 / 事例研究 / 社会福祉関係 / 介護専門職 / 教育プログラム開発 |
研究成果の概要 |
本研究では、介護職員が3Dプリンタ等のデジタル工作技術を活用し、福祉用具を作成する力を身につける教育プログラムの開発に取り組んだ。実態調査から、介護現場では利用者の障害の状態や変化に応じて福祉用具を作成・調整するニーズがあり、3Dプリンタを介護現場に導入する意義が明らかになった。次に、現場での事例研究から、利用者の実態に合わせて福祉用具を作成し、修正するための技術や、素材、形状、硬度等の要求水準を把握することができた。それをもとに、指定された条件で物品を作成するまでの技術レベルを習得する教育プログラムを作成し、基礎講義と演習を実施して教育効果の有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、介護現場の問題解決と工学技術開発が相互に促進されるところに学術的意義がある。特に介護分野では、自助具等の利用の量的・質的改善、介護職員の現場改善意欲向上、工学知識・技術を踏まえた介護職養成教育の推進と人材の輩出が期待される。工学研究の分野では、自助具等の作成の適用条件を探ることでデジタル工作技術に対する要求精度が明確化され、それに対応する情報入力技術や製作精度技術開発、データの公開・共有等の促進が期待される。 また、社会的には、介護に関わる本人や援助職が身近な問題を自ら解決できる仕組みを導入することで、援助者の支援意欲と要介護者の生きる意欲を飛躍的に向上させると考えている。
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