研究課題/領域番号 |
16K13496
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 信州大学 (2017-2018) 就実大学 (2016) |
研究代表者 |
下山 真衣 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (00609620)
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研究分担者 |
岩佐 和典 就実大学, 教育学部, 准教授 (00610031)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 知的障害者 / メンタルヘルスの不調 / 精神疾患の有病率 / PAS-ADDチェックリスト / 心理療法適用上の課題 / 知的障害 / 精神疾患 / 問題行動 / 心理アセスメント / 心理療法 / 日本版PAS-ADDチェックリスト / メンタルヘルスの不調と安定 / メンタルヘルス / 臨床心理 / 成人 |
研究成果の概要 |
知的障害のある人のメンタルヘルスの不調の実態について調査するために、日本版PAS-ADDチェックリストを開発し、東京都内の知的障害のある人の関連団体に調査をしたところ、知的障害のある人のメンタルヘルスの不調の発生状況は23.8%で、海外の先行研究における数値と同程度発生していることがわかった。心理療法適用上の課題としては、心理療法に参加する動機づけとしての方法、反応レパートリーの工夫(視覚的なツールの利用、選択肢の提示など)、心理療法自体は体験的な活動を含める、本人の家族や支援者との協力などが整理された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、知的障害のある人に対するメンタルヘルスの不調の心理アセスメントを開発し、国内では実施されていなかった知的障害のある人のメンタルヘルスの不調の発生状況について調査を実施し、その実態を明らかにした。加えて、知的障害のある人に対して心理的な支援を適用する際の課題について、心理アセスメントと心理療法実施時の観点から整理し、必要な工夫について考察した。このことから、知的障害のある人のメンタルヘルスの不調について今後の研究を進める上で、重要な基礎的データを示すことができた。
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