研究課題/領域番号 |
16K13518
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
桐淵 博 埼玉大学, 教育学部, 研究員 (00726622)
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研究分担者 |
関 由起子 埼玉大学, 教育学部, 教授 (30342687)
中下 富子 埼玉大学, 教育学部, 教授 (50398525)
野瀬 清喜 埼玉大学, 教育学部, 名誉教授 (60156198)
戸部 秀之 埼玉大学, 教育学部, 教授 (70273745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 救命教育 / BLS / 学校事故防止 / 教員養成 / 教員研修 / 学校の危機管理 / 教員の危機意識 / BLS教育・救命教育 / BLS教育 / 教員養成課程 / 学校教育 / 学校安全 |
研究成果の概要 |
わが国では年間7万件を超える心臓突然死が発生し学校管理下でも多い。心停止からの救命では、その場での心肺蘇生とAEDの使用が最も効果的とされ、教職員向けの講習も進められてきたが、適切な対応ができない事例も見られる。 本研究は、実際に起きた事故の分析や教職員等へのアンケートなどから、救命活動に対する意識や自信には立場による大きな違いがあること、救命活動は技術教育だけでは十分な動機付けが形成できないことなどが適切な対応の阻害要因になっていることを明らかにし、現職教員の研修とともに、教員養成課程における学校の安全や事故防止に関する基礎教育の重要性と必要な内容を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の医学は、病院外の心停止に対するAED使用を含むその場でのBLS(一次救命処置)の重要性を明らかにした。そのため、わが国では2004年にAEDの市民使用が解禁され講習が推進されてきたが、使用状況は極めて不十分である。学校においても、子どもの突然死は減少傾向にあるものの心肺蘇生やAED使用などで適切な対応に欠け問題視される例が見られる。 本研究は、救命処置を巡る医学研究の成果と社会の現状とのギャップに着目し、それを埋めるために必要な課題を明らかにしたという点で大きな社会的意義を持つと言える。
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