研究課題/領域番号 |
16K13557
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
|
研究機関 | 国際武道大学 |
研究代表者 |
高木 誠一 国際武道大学, 体育学部, 教授 (50292503)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 学業成績 / 形式的認知能力 / 社会階層 / 学習実践 / 学習習慣 / 縦断研究 / 介入研究 / 教育社会学 / 学習態度 / 学力 / 階層 / 学習意欲 / 学力問題 / 学習環境 |
研究成果の概要 |
小中学生とその保護者のコーホートを対象として、2016年度から2018年度の3年間に、学業成績を規定する家庭・学校・個人内要因に関する縦断介入調査研究を実施した。この調査研究の目的は、学業成績に対する家庭環境の影響の様態を明らかにし、どのような慣習的行動としての学習実践が効果的であるのかを検証することにあった。その結果、前者に関しては、子どもの学業成績に対する家庭環境の経済的資源と文化的資源の機能には差異があること、後者に関しては、一日あたり約60分の運動習慣が効果的な学習実践であることが見出された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義や社会的意義は、子どもの学業成績に対する家庭環境の経済的資源と文化的資源の機能の差異を見出した点、および、個人内要因としての形式的認知能力や家庭環境要因としての経済文化的資源を統計的に制御してもなお、子どもの学業成績を規定する慣習的行動としての学習実践を見出した点にある。これらは、学齢期における子どもたち一人ひとりの学力を保障し、学力の社会階層差問題を解消するための政策的着眼点として重要な意義を持ち、学業成績を規定する条件性と変容可能性をふまえた上での日々の教育実践への示唆を提供するものである。
|