研究課題/領域番号 |
16K13666
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中川 貴 大阪大学, 工学研究科, 招へい教授 (70273589)
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研究分担者 |
清野 智史 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (90432517)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 磁性ナノ粒子 / 励磁音響効果 / 交流磁場 / 位置検出 / 音圧 / 周波数 / 発音遅延 / 磁性流体 / 磁場発生装置 / 物理モデル / 発音遅延時間 / 位相 |
研究成果の概要 |
交流磁場を印加したときに磁性流体から交流磁場の周波数の2倍の周波数の音が発生する励磁音響効果について、磁場の強さ、周波数、磁性流体の物性などをパラメータとして物理的な考察を行った。その結果、励磁音響音の音圧は磁場の強さの二乗に比例することがわかった。励磁音響効果の発生メカニズムは、磁性ナノ粒子どうしの磁場中での相互作用と磁場勾配による磁性ナノ粒子の動きであることが物理モデルから明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
交流磁場を印加したときに磁性流体から交流磁場の周波数の2倍の周波数の音が発生する励磁音響効果は、磁場印可から発音までに媒体の伝搬速度より異常な遅れを生じることが分かった。この現象を利用することで、磁性ナノ粒子の位置を特定することができる。このことから、磁気ハイパーサーミア、薬剤輸送、造影剤など様々な医療応用が提唱されている磁性ナノ粒子の生体内での分布を測定することが可能となり、磁性ナノ粒子の生体への適用性を拡張することになった。
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