研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は,高次高調波分光(HHS)を共役分子など大きな分子における光化学反応ダイナミクスに適用し,アト秒もしくはフェムト秒の時間分解能で観測する手法を開発することである.HHSとは,光励起後の高次高調波の発生効率や空間分布の変化から高調波発生媒体の電子状態を探索する手法である.本研究では,1,3ーシクロヘキサジエンの光開環反応過程をHHSにより解明することを目指し,光励起後400fsに開環することを見いだした.これは,光電子分光の結果と一致する.
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (18件) (うち国際学会 9件、 招待講演 3件)
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