研究課題/領域番号 |
16K13963
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
伊東 忍 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30184659)
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研究協力者 |
森本 祐麻
杉本 秀樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 単核銅錯体 / 活性酸素錯体 / オキシラジカル錯体 / 酸化反応 / 金属酵素 / 錯体触媒 / 反応機構 / 酸化活性種 / 銅含有酸化酵素 |
研究成果の概要 |
単核銅(II)-オキシラジカル種は、銅含有金属酵素や各種銅錯体が触媒する酸化反応に含まれる重要な活性種である。しかし、その物性や反応性は全く分かっていない。本研究では、申請者らが独自に開発した嵩高い置換基を有する多座配位子を用いて、各種銅錯体と過酸化物との反応について詳細に検討を行い、反応活性種として単核銅(II)-オキシラジカル種が関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単核銅(II)-オキシラジカル種は、銅含有金属酵素や各種銅錯体が触媒する種々の酸化反応に含まれる重要な酸化活性種である。しかし、その詳細な構造や物性、および反応性に関する情報は全くなく、それらの解明は、生物無機化学や触媒化学の分野における重要な研究課題となっている。本研究で得られた成果は、この様な銅-活性酸素錯体の反応性に関して重要な情報を提供するものであり、生体反応や各種酸化反応の機構解明につながるものとして学術的意義は大きい。また、新しい錯体触媒の開発に対しても有用な指針を提供するものであり、錯体化学や触媒化学の発展に大きく寄与するものである。
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