研究課題/領域番号 |
16K14002
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
内山 聖一 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (10401225)
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研究協力者 |
大塚 千恵
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高分子 / 温度 / 刺激応答 / 水素結合 |
研究成果の概要 |
アクリルアミド-アクリロニトリル共重合体、およびウラシル誘導体-アクリルアミド共重合体を合成し、さらに蛍光団としてベンゾフラザンをごく微量含む共重合体を合成した。得られた高分子のキャラクタリゼーションを行ったのち、温度応答挙動を種々の測定条件下によって確認した。蛍光ラベルした共重合体の温度依存的な蛍光スペクトル、蛍光寿命、時間分解蛍光偏光異方性、消光現象より、これらUCST(上限臨界溶液温度)型感温性高分子の機能メカニズムを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
UCST型感温性高分子の機能メカニズムの解明において、蛍光法を利用した例はなく、得られた実験データとしてはこの点に特色がある。また、個々の高分子を各論的に捉えるのではなく、化学構造に基づいて一般的な機能メカニズムを明らかにした点、およびLCST型感温性高分子との比較によって検討を進めた点にも本課題ならではの特色がある。さらに実用化を視野に入れた新規高分子の開発も行っており、当該分野の進展に直接貢献しただけではなく、UCST型感温性高分子によるドラッグデリバリーシステムの開発など、関連する応用分野への今後の影響も大きいと考えられる。
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