研究課題/領域番号 |
16K14281
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計測工学
|
研究機関 | 呉工業高等専門学校 (2018) 一般財団法人ファジィシステム研究所 (2016-2017) |
研究代表者 |
江口 正徳 呉工業高等専門学校, 電気情報工学分野, 准教授 (60613594)
|
研究分担者 |
氷室 貴大 成蹊大学, 理工学部, 助教 (70803964)
|
研究協力者 |
黒木 太司
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | ナノテクノロジー / 誘電泳動 / 広帯域インピーダンス計測 / インピーダンス計測 / 腫瘍マーカー / 広帯域計測 / マイクロ・ナノデバイス |
研究成果の概要 |
研究は,バイオマーカー(腫瘍マーカー)とされる生体細胞や生体分子の電気的特性を明らかにすることを目的としたデバイスの開発を行なった.生体細胞測定用デバイスは,平行平板電極とリング共振器で構成されており,細胞固有の誘電特性を共振周波数として測定する手法を考案した.また,生体分子測定デバイスを用いて,λDNA懸濁液を注入し,誘電泳動により懸濁液中のDNAを伸張させ,電極間に架橋した.λDNAが架橋したデバイスのインピーダンスの周波数特性を測定し,その有効性を明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロ波帯における誘電泳動およびインピーダンス計測は,電極の微細(ナノオーダー)化と電極形状の設計の難しさから,いまだ誰もなし得ていない.本研究では,癌腫瘍マーカーとして注目されている循環腫瘍細胞やDNA等の生体分子の電気的測定を明らかにするための測定手法およびデバイスを開発した.腫瘍マーカーのマイクロ波帯における誘電特性の違いが明らかになれば,この違いに基づいた高感度検出・同定により,癌をはじめとする疾患の早期診断が可能となり,その社会的意義も極めて高い.
|