研究課題/領域番号 |
16K14296
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
松本 泰尚 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (90322023)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 環境振動 / 振動評価 / 脳波 / ストレス評価 / 橋梁振動 / 客観評価 |
研究成果の概要 |
本研究では,環境振動に対する人の主観的な判断に客観的な裏付けを与える基礎的な知見を得ることを目的に,簡易脳波計によって計測された脳波を利用した評価方法の環境振動評価への適用性を実験的に検討した.その結果,脳波を利用した評価方法により,振動に対する心理的応答を評価できる可能性が示唆されたが,その実験結果には個人差が大きく認められ,脳波計測の方法や精度など,現時点では環境振動評価への適用に課題が多いことがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境振動問題は,建物の居住者による心理的・主観的な判断により顕在化することから,その評価指標には主観的判断を用いることが自然である.一方で,心理的応答は,回答者が恣意的に応答を決定できる.そこで本研究は,環境振動の評価指標に可能な限り客観的な裏付けを与えることを目的に,より客観的な計測が可能な脳波による評価の適用性を検討したものである.結果としては,一般の居住環境下でも利用可能な簡易脳波計による計測では,現時点で環境振動評価に適用可能と判断できる結果は得られなかった.
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