研究課題/領域番号 |
16K14315
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
谷口 守 筑波大学, システム情報系, 教授 (00212043)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | サイバースペース / 見えない都市 / 実空間 / アクセシビリティ / ハイブリッド |
研究成果の概要 |
インビジブルシティ(サイバースペース)と既存実空間であるコンベンショナルシティ(実スペース)の関係性を明らかにするため、デジタルチェックインの実数変化を解析し、ネットコンシャスな都市のあり方に関する言及を行った。また、全国のツイート情報からの大規模抽出データに基づくビックデータ解析により、サイバー空間におけるインビジブルシティの見える化方策を提示した。さらにKH-Coderなどのツールに基づく都市ごとの詳細な分析結果を通じ、潜在的に備えた都市の特性をツイート情報から明らかにした。あわせて各つぶやきと都市施設との間に生じる共起関係を統計的に洗い出し、今後のインフラ整備への展開可能性を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は現在ようやく「フィジカル」「サイバー」という用語の整理がなされつつあるICTの進展に伴う空間分断問題を先進的に扱った取り組みである。実空間からサイバー空間へと様々な行為が流出することにまかせず、両空間の長所を活かしながら両空間がつむぐ空間の活力をさらに高めるにはどうすればよいかということについて、両空間の実態を明らかにしたうえで具体の提言を行っていることに学術的意義および社会的意義が存在する。特にSNS上のつぶやきを誰にでも解析のできる言語資源として定義し、実際に整備を行って空間解析に活用した点は今後の発展可能性が高く、萌芽研究としての十分な知見が得られたといえる。
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