研究課題/領域番号 |
16K14359
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
志手 一哉 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (60505353)
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研究分担者 |
蟹澤 宏剛 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (00337685)
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研究協力者 |
安藤 正雄
平野 吉信
田澤 周平
林 晃士
西 夏実
前川 剛範
伊井 夏穂
三上 智大
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | コンカレントエンジニアリング / BIM / 段階的発注 / 発注者 / 建築生産プロセス / 発注方式 / 多様化 / プロジェクト運営方式 / コストマネジメント / クラシフィケーションシステム / スペシフィケーション / 米国 / シンガポール / 建築生産システム / 生産管理 |
研究成果の概要 |
1990年代に諸外国が参考とした日本の民間建築プロジェクトのコンカレントエンジニアリングは、英国や米国のパートナリング、シンガポールのビルダビリティスキームなど、様々な形で各国の建築生産プロセスに定着した。本研究ではそれらを、米国の発注者主導型、英国のコンサル主導型、日本の受注者主導型に分類した。さらに、日本の建設産業が、英国や米国のように発注者が主導的役割を果たすプロジェクト運営方式をわが国に適用しようとするならば、これからの建築産業が抱える問題の本質を発注者が自覚して提示することが要点であると結論付けた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1990年代に日本の設計施工一貫方式を手本としたパートナリングやリーン・コンストラクションの延長に、現在の米国や英国におけるコンカレント・エンジニアリングがあるという仮説は大きく違わないが、日本の建築生産システムと、米国やシンガポールで進化している「日本的な建築生産システム」には本質的な違いがあり、米国では発注者、シンガポールでは政府、英国では設計者が有している課題が、「日本的な建築生産システム」を当該地で実行する誘因であったことを示唆した点に本研究の学術的意義がある。
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