研究課題/領域番号 |
16K14383
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
田中 諭 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20324006)
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研究協力者 |
馬場 翔子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | セラミックス / 成形 / 強磁場 / スラリー / 分散 / 光硬化反応 / 構造・機能材料 / 紫外線硬化 / 表面・界面物性 / 先端機能デバイス |
研究成果の概要 |
本研究では、磁場中でアクリル系有機溶剤を用いて調製されたセラミックススラリーを塗工直後に紫外線で硬化させる新たな成形法の開発を行った。アクリル系溶剤中での高濃度粒子分散、紫外線照射強度や照射時間、磁束密度の影響を検討することで、短時間固化が可能となった。磁場中での静置時間を変えて、配向の速度論についても検討を行った。さらに、3次元連続積層化も可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成形法では光硬化性モノマー中でのセラミック粒子の分散を必要とする。分散手法はセラミックス成形の分野に貢献する。光硬化樹脂への分散では、溶媒と粒子との親和性をはかり、分散剤を検討することで粒子間斥力をはたらかせ、全体挙動は粘弾性評価によって明らかにした。磁場中配向に及ぼす分散性の影響および時間依存性は、機能性材料設計に有効である。また、配向の時間依存性は、弱磁性物質の磁場中配向挙動に関する速度論の実証にもなり、基礎物理学においても有用となる。そして本研究で作製される配向体は、材料機能の付加価値を高めることに貢献する。
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