研究課題/領域番号 |
16K14494
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
赤沼 哲史 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10321720)
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研究分担者 |
八木 創太 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (10779820)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 人工タンパク質繊維 / 金属含有繊維 / 触媒繊維 / タンパク質間相互作用 / アミノ酸置換 / 原子間力顕微鏡 / 電子顕微鏡 / 人工繊維 / 蛋白質 / 生体機能利用 / 生体材料 / 自己組織化 |
研究成果の概要 |
タンパク質は優れた分子認識、環境変化に対する鋭敏な応答、アミノ酸への分解によって容易にリサイクルできる環境負荷の低さ、化学合成が必要なペプチドや有機化合物と異なり、様々な種類のタンパク質が、同一の異種発現系を用いて大量合成できる等、素材として大きな魅力を持つ。本研究では、本来は繊維化しない2種類のタンパク質間に特異的結合面を作製し、2種類のタンパク質が交互に繰り返した、触媒機能を有する人工タンパク質繊維を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、本来は繊維化しない天然の球状タンパク質の表面を遺伝子工学的に改変し、材料とするタンパク質が持つ機能が集積した繊維を開発する技術基盤を確立した。本研究で確立した技術を適用することによって、多くの有用な機能を持つタンパク質を、あるいは、目的の性質を持つようにあらかじめ改変したタンパク質を人工的に重合化することが可能となり、新たな機能性タンパク質繊維を人工的に構築できる可能性が高まった。したがって、本研究の成果が産業界へもたらす波及効果は大きいはずである。
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