研究課題/領域番号 |
16K14518
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 公益財団法人笹川平和財団 (2019) 国立研究開発法人水産研究・教育機構 (2016-2018) |
研究代表者 |
赤松 友成 公益財団法人笹川平和財団, 海洋政策研究所 海洋政策研究部, 上席研究員 (00344333)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 水中音響 / 騒音影響評価 / 感度校正 / 鯨類 / イルカ / 環境アセスメント / 洋上風力 / 再生可能エネルギー / 水中生物音響 / エアガン / 洋上風力発電 / 水中音響伝搬 / クジラ / 魚類 / アイスランド / 校正 / 騒音影響 / 資源探査 / 船舶騒音 / 音響校正 / 低周波音 |
研究成果の概要 |
これまで多額の費用と巨大な設備を用いて行われてきた低周波水中音の校正に、新しい手法を提案した。静穏な湖とプラットフォームを利用したこの校正手法は、専用の音響計測バージに比べても1dB程度の誤差しかなかった。最終成果として、米・ニュージーランド・日本の各メーカーが製造した無校正水中マイクロホンを比較校正し、それぞれの機器の特徴を明らかにした。本研究では、海中雑音が海洋生物に与える影響評価を行う基礎となる低周波校正方法が開発された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この技術は、洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギー開発と漁業との共存や、国際海事機関で議論が進む船舶騒音規制における科学的なデータ取得に貢献すると考えられる。また、海底鉱物資源探査で今後の活用が見込まれる狭帯域低周波音源の校正が容易になる。低周波で影響を受けると考えられる魚類や大型ヒゲクジラへの音暴露評価に、開発技術が役立てられはじめた。
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