研究課題/領域番号 |
16K14528
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
核融合学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中井 光男 大阪大学, レーザー科学研究所, 教授 (70201663)
|
研究分担者 |
井頭 麻子 明治学院大学, 法学部, 准教授 (20379275)
宇津呂 雄彦 大阪大学, 核物理研究センター, 協同研究員 (50027421)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 慣性核融合 / 核偏極燃料ターゲット / 磁性錯体 / コンパクトNMR / 偏極核融合 / 強磁性錯体 |
研究成果の概要 |
将来の核融合燃料(DT)の核偏極手法の確立を最終目的として、強磁性錯体の内部磁場を利用することにより、従来困難であった10 K程度の高温での純粋HD(水素・重水素)の核偏極を実現するための基礎研究を行った。磁性錯体によるHDの吸着・脱離実験によってHDの安定保持を確認した。今後の冷却実験を行うためのコンパクトなNMR測定系を有した4Kクライオ実験系を完成した。偏極実験に向けた新たな偏極手法の検討と実験体系の概念設計を行なった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱核融合は次世代のエネルギー源としてその開発が期待されているが、未だ実現されていない。本研究は、核物理学的知見によって、その技術的困難を緩和し、熱核融合開発を促進する基盤技術を開発するものであり、人類に豊かな未来を約束するための基礎研究である。本課題の範囲では、今後、研究を進めるに必要な実験基盤を整備することができた。
|