研究課題/領域番号 |
16K14600
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
田中 信彦 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 開発研究員 (10525596)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | マウス / 表現型 / フェノーム / オミックス / アソシエーション分析 / 相関ルール / 評価技術 / 遺伝学 / 統計学 / 異常検知 / 疾患 |
研究成果の概要 |
本研究は、マウスの表現型(ヒトの病気の症状に相当)間の関係性について、これまでで最高品質かつ最大規模のデータを提示した。具体的には、345種類の表現型、60種類の生物学的機能で構成される、3,686種類の表現型間の関係性を提示した。さらに、これらのデータの理解を助けるために、345種類の各表現型について、例えば、「血糖値が異常であるとき、他にどのような表現型の異常が生じるか?」をノード(表現型)とエッジ(関係性)で表示することができるアプリを開発し、インターネット上で公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた、実験結果に基づくマウス表現型間の関係性のデータセットは、その正確性と網羅性でこれまでの報告を圧倒するものあり、哺乳動物の表現型間の関係性についての研究者間での共通認識のための参照用データセットして提示される。これらのデータセットは、ヒトの病気の症状の理解を深めることに役立つとともに、現在進展しているトランスオミックスの研究分野(遺伝子発現から病気の症状が現れるまでの、生体内分子を網羅的に調べる研究分野)でのフェノーム(病気の症状の総体)の参照用データセットとしての使用が期待される。
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