研究課題
挑戦的萌芽研究
Lipolysis-stimulated lipoprotein receptor (LSR)はリポタンパク質受容体であるが、癌における役割は不明な点が多い。本研究ではLSRが低グルコースなどの環境下において、リポタンパク質による細胞の増殖・生存に関わることをin vitroで明らかにした。さらに、VLDLの細胞内取り込みとそれに続く脂質代謝を、独自に開発したLSRの機能阻害抗体が阻害し、抗腫瘍効果を発揮することを卵巣癌PDXマウスを用いた実験で証明した。また、抗体投与後に腫瘍組織の癌幹細胞マーカーの発現が減弱することから、抗LSR抗体は癌幹細胞へ抗腫瘍効果を示す可能性が示唆された。
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Cancer Res
巻: 78 号: 2 ページ: 516-27
10.1158/0008-5472.can-17-0910