研究課題/領域番号 |
16K14727
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
原 裕貴 山口大学, 大学院創成科学研究科, 講師 (80767913)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 細胞核 / クロマチン構造 / 核サイズ / サイズ生物学 / 無細胞再構成系 / サイズ / 無細胞再構築系 / 構造的特性 / 細胞生物学 / DNA / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
「核の構造的特性」の理解を本研究の目的とし、核内の特徴量に着目した核のサイズの増大速度の制御機構に関する解析を進めた。その結果、核内DNA量に合わせて核のサイズを制御する機構の存在を示唆する実験的証拠を得ることに成功した。この実験結果を中心として研究論文にまとめ、論文を投稿した(査読中)。さらに、生物種横断的に核サイズのデータを比較解析することで、高等真核生物種のみが保存する核ラミナ構造により、核サイズが核内DNA量依存的に制御される新規仮説を提案した。この核サイズデータの種間比較解析による結果は、研究論文として発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示した核内のDNA量やクロマチン構造により核サイズを制御する新規機構は、既存研究で主眼が置かれていた核構成タンパク質の量による核サイズ制御機構とは異なる観点から解析を進めることで、初めて提案するに至った。クロマチン構造は核内の機能である転写やDNA複製と密接に関連するため、本研究成果は核サイズと核内機能の双方向的な結びつきを強く示唆するものであり、当該細胞生物学領域での大きなインパクトを有する。
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