研究課題/領域番号 |
16K14756
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
八木 祐介 九州大学, 農学研究院, 学術共同研究者 (60612421)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | RNA / ミトコンドリア / ゲノム編集 / PPR |
研究成果の概要 |
近年様々なゲノム改変ツールがある一方で、ミトコンドリア遺伝子の改変手法がない。本研究では、配列特異的なRNA結合蛋白質であるPPR蛋白質PPRとRNaseを融合した人工ヌクレアーゼを開発し、ミトコンドリアノックダウンシステムを構築した。動物培養細胞でのミトコンドリアノックダウンに成功し、今後、植物細胞へこの技術を適用し、様々なノックダウンライブラリーすることで、植物ミトコンドリアの新しい機能の解明につながると考えている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミトコンドリアは、生命が活動する上で必要なエネルギーを供給するために重要な細胞内の場所です。その機能を維持するためにミトコンドリア内には遺伝情報つまりゲノムが存在しています。特に植物細胞のミトコンドリアは、ヒトなど動物と比較して複雑なゲノム構造を有しており、まだまだ未解明な部分が多く、本研究により新しい仕組みが明らかになる可能性があります。また、植物のミトコンドリアの理解を深め、本研究を応用することでミトコンドリアを対象とした新しい育種方法の確立ができると考えています。これは、収量増強や病気につよい作物の作出が期待されます。
|