研究課題/領域番号 |
16K14879
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
有岡 学 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20242159)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | シロアリ / 共生微生物 / 糸状菌 / セロビオヒドロラーゼ / キシラナーゼ / マンナナーゼ / グルクロン酸エステラーゼ / シロアリおよび共生微生物 / セルラーゼ / バイオマス / シロアリ共生原生生物 |
研究成果の概要 |
オオシロアリ共生原生生物が持つセロビオヒドロラーゼの麹菌を用いた生産を試みた。A. aculeatus由来のbeta-グルコシダーゼ (BG) と共発現させたところ、共発現させない場合に比べ多く生産が認められた。材食性ゴキブリ由来BGであるPaBG1b、A. fumigatus由来グルクロン酸エステラーゼAfGE、およびシロアリ共生原生生物由来マンナナーゼの生産も行い、PaBG1bとAfGEがともに高い比活性を示すこと、マンナナーゼのサブサイト-5付近のTrp残基の重要性を明らかにした。また、タカサゴシロアリ共生細菌由来キシラナーゼが既知酵素に比べて20倍高い触媒効率を示すことを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オオシロアリ共生原生生物由来セロビオヒドロラーゼEuCBHについては活性の確認には至らなかったが、本研究で新たに取得したbeta-グルコシダーゼPaBG1b、グルクロン酸エステラーゼAfGE、キシラナーゼNtSymX11については従来の酵素よりも高い比活性を有する酵素であることがわかり、今後期待されるバイオマス分解系構築において有力な候補であることを明らかにすることができた。
|