研究課題/領域番号 |
16K14927
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
河田 照雄 京都大学, 農学研究科, 教授 (10177701)
|
研究協力者 |
後藤 剛
高橋 春弥
毛利 晋輔
荒 武
野村 亘
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 食品機能 / メタボローム解析 / 食品 / メタボロミクス / 機機能性食品成分 / 健康寿命 / 食品代謝機能学 / 食品科学 / 栄養生化学 / 分析化学 |
研究成果の概要 |
食材中に含まれる健康有用成分の研究について、トマトに関しては、多様な有用成分が含まれていることを見出し、当該成分の一部については、動物実験系において生体組織に到達していることを示唆する結果を得た。また、麹については、麹抽出物中から有用成分である脂肪酸誘導体を同定し、当該成分が、動物実験系において生体組織に到達していることを示唆する結果を得た。有用成分の作用部位の一つとして重要な、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体(PPAR)αを脂肪組織で活性化させた際の生体内代謝変動の解析については、多様な代謝変動が確認され、糖代謝の一部亢進に寄与していることを示唆する結果を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、食品には多様な有用成分が存在し、その一部は標的組織に到達して機能を発揮する可能性があることを見出した。食品が有する健康機能性については、ごく一部の成分のみが取り上げられ、当該成分のみで健康機能性について語られることが多く見られるのが現状である。しかし、本研究によって、実際には食品の有する健康機能性には多様な成分が関与していることが示唆され、食品機能性を考察する上で重要な知見を得ることができた。
|