研究課題/領域番号 |
16K14970
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
吉崎 悟朗 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70281003)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 氷冷 / 産卵誘発 / メダカ / 未受精卵 / 放卵誘発 / ゼブラフィッシュ / 低温麻酔 / 採卵 / 放卵 / 種苗生産 |
研究成果の概要 |
雌メダカを0℃で1分30秒間氷冷し、その後25℃の生理食塩水で蘇生した際に、63%の個体で放卵が確認された。また、得られた未受精卵を人工授精に供したところ、正常に発生し(孵化率;94.8%)、その発生速度に異常も認められなかった。なお、得られた次世代個体の外部形態も正常であった。以上のように、メダカ親魚を氷冷することで、効率的に未受精卵を得る技術の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、メダカは基礎医学や基礎生物学に加え、水産学分野においても重要なモデル動物として種々の実験に利用されている。本研究で開発した氷冷採卵法を用いることで、親魚に接触することなく高効率で未受精卵を採取することが可能となった。これにより各種実験系へと未受精卵を供給するための労力が大幅に簡略化された。また親魚に接触することなく未受精卵を採取できるため、親魚の産卵後の斃死がなく、貴重な親魚から未受精卵を得る際にも有効な方法になりうる。
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