研究課題/領域番号 |
16K14999
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
内平 隆之 兵庫県立大学, 地域創造機構, 教授 (70457125)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 継業 / キャパシティ・ディベロップメント / 中継ぎ / 地域連携 / セットアップ / 空き家 / 小規模産地 / キャパシティディベロップメント / 事業マネジメント / 住み継ぎ / 学金融連携 / 古民家 / プロダクトサイクル / 地消地産 / 地域継業 / キャパシティ / 地域資源 |
研究成果の概要 |
地域継業とは、地域固有の生業を親族以外の第3者に引き継ぐことを指す。本研究では次世代に引き継ぐまでの空白期間に継業環境を地域連携で改善するために、段階的なキャパシティ・ディベロップメントの方法を明らかにした。そのために、まず廃業した6ha茶園を継業する学金融連携の支援により介入実験を実施し中継ぎを支援するプロトタイプを開発した。次に、複数の継業を地域NPO主導で実現している先進事例を研究対象にその発展過程を分析した。以上の結果から、地域継業支援の要点を解明し、個人・チーム・チーム基盤と地域継業の実現の関係性を明らかにし、包括的な地域継業CDモデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
継業できる仕事や資産があっても、希望者を探して放置している空白期間に、荒廃が進み継業環境の悪化がおこり、希望者がみつかっても継業を諦めるケースが多い。本研究で実証した地域連携での段階的な能力開発を行う中継ぎの仕組みづくりは、空白期間に継業環境が悪化する問題を解消する可能性を示唆している。継業研究は緒についたばかりである。廃業者から継業者への直接的なマッチングをはかるという方法ではなく、中継ぎの仕組みづくりを行いながら段階的な能力開発を地域連携で取り組むことが、地域資産を次世代に引き継ぐ可能性を高めるであろう。
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