研究課題/領域番号 |
16K15005
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宇波 耕一 京都大学, 農学研究科, 准教授 (10283649)
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研究協力者 |
アブル ハサン ムハマド バディウル アラム 京都大学, 農学研究科, 研究員
マバヤ ゴーデン 京都大学, 農学研究科
柳井 康太郎 京都大学, 農学研究科
ンデデ エリザファン オティエノ 京都大学, 農学研究科
メアン ソバンナ 京都大学, 農学研究科
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 養魚池 / 不圧地下水 / 稲作灌漑 / コモンズ / ロバスト最適化 / 水質動態 / 国際研究者協力 / バングラデシュ / 浅層地下水 / 最適戦略 / 確率過程 / 国際農業農村開発 / 地下水 / 内水面漁業 |
研究成果の概要 |
稲作と漁撈の盛んなバングラデシュの低平地氾濫原に対象地区を設定し,地域環境工学的研究を行った。地下水と地表水の観測を行って,水動態を水理学的,水文学的に明らかにした。稲作と漁撈の対立,共存関係について現地調査を行ったうえで,農閑期となる冷涼な12 月~1 月に地下水を養魚池に導入して水温を高め,稚魚の養殖を行うことの実行可能性を検討した。さらに,一般の水質管理や生物生産について,いくつかの数理モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対象地区における観測と調査の結果,不圧帯水層は地域のコモンズである一方,人口貯水池の所有と管理は基本的に個人で行われていることが明らかとなった。とくに,養魚の生産性向上のため,有機物の投入,ポンプによる給水や排水,てぐす張りによる鳥類からの食害防止,水田との連結などの工夫がなされている場合が数多く見られた。農閑期に地下水を養魚池に導入することは,十分に実行可能であることは明らかとなったが,経済的に有利となるとは結論できなかった。
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