研究課題/領域番号 |
16K15006
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤澤 和謙 京都大学, 農学研究科, 准教授 (30510218)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | パイピング / ベイズ推定 / Dacy/Navier-Stokesカップリング / ハミルトニアンモンテカルロ法 / 浸透流 / 逆解析 / ため池 / Darcy-Brinkman方程式 / ダルシー・ブリンクマン式 / LES / 減災 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,浸透流の動的挙動を利用した土中の局所的な空洞(例えば,水みち等)の形状を非破壊で推定する方法の開発を行った.得られた成果には二つあり,一つは水みちを有する浸透水の流れを首尾よく計算できる予測手法(順解析手法)を構築したことであり,もう一つとして,ベイズ推定による逆解析により,局所的な空洞形状を明確なインターフェース(空洞の境界)を維持しながら同定する方法を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記の二つ研究成果はその汎用性の広さに特徴がある.水みちを有する浸透水の流れの計算では,水だけで占められた流体領域と土中の不飽和・飽和浸透流を同時計算できる.これは,地上に存在するほとんどの形態の水の流れを連続的に予測できる方法となる.また,局所的な空洞形状の逆解析法は,ベイズ推定に形状微分を取り入れた新規なものであるだけでなく,これまで困難であった明確なインターフェースを推定することが可能である.そのため,明瞭な境界形状を必要とする多くの形状推定問題に適用できる.
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