研究課題/領域番号 |
16K15093
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
岡田 尚巳 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (00326828)
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研究分担者 |
宮川 世志幸 日本医科大学, 医学部, 講師 (90415604)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | HSVベクター / CRISPR-Cas / SCA6 / 脊髄小脳失調症 / 遺伝子治療 / CRISPRi / CACNA1A / ヘルペスウイルス / 脊髄小脳変性症 / CRISPR-dCas9 / 脊髄小脳変性症6型 / CRISPR-Cas9 / 遺伝子編集 / LAT / TR |
研究成果の概要 |
本研究では、CRISPR-Cas9システム発現系を改変し標的遺伝子発現を特異的に抑制するCRISPR interference(CRISPRi)を応用して、本研究の標的疾患としていた脊髄小脳変性症6型(SCA6)の責任遺伝子CACNA1Aの発現を特異的に抑制する発現系を構築した。また同発現系を申請者らが開発した無毒化したヘルペスウイルス(HSV)ベクターに搭載した組換えCRISPRi-HSVベクターを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は、これまでに医療応用が難しかったHSVベクターを無毒化することで、CRISPR技術との融合を可能にした点である。HSVベクターは遺伝子治療ベクターとして研究開発されるようになり久しいが、それにも拘わらずその応用範囲が極めて限定的であったのは、その高い細胞障害性が原因であった。申請者らが開発した無毒化HSVベクターは、細胞障害性を完全に排除しているため、安全かつ効率的にCRISPR-Cas9システムを神経細胞に導入することができる。本技術が確立すれば、これまで根治が不可能であった脊髄小脳失調症6型(SCA6)などの神経変性疾患に対する治療技術の有力な選択肢の一つとなり得る。
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