研究課題/領域番号 |
16K15170
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木山 博資 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00192021)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 疲労 / 慢性ストレス / 慢性炎症 / 運動神経 / 解剖学 / 神経科学 / 疲労科学 / ストレス |
研究成果の概要 |
線維筋痛症や慢性疲労症候群(CFS)で見られる慢性疼痛発症メカニズムを明らかにするために、慢性ストレスを負荷するラットCSFモデルを用い検討した。このモデルではストレス負荷後に慢性的異常疼痛が見られる。ストレス負荷開始後、まず後根神経節の固有感覚ニューロンの過活動が生じ、次に脊髄後角の内側部でのミクログリアの活性化、さらに前角背側部の運動ニューロン周辺にミクログリアの活性化が認められた。これらの活性化が見られる領域は脊髄の反射弓に沿っており、抗重力筋などの無意識下の緊張の持続が反射弓の過活動を惹起し、それに沿った領域でミクログリアが活性化し、それが疼痛の記憶となっていることが示唆された。
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