研究課題/領域番号 |
16K15195
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
榊 建二郎 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (70509968)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オルガネラ品質管理 / 微小重力 / 小胞体 / 小胞体ストレス応答 / ストレス応答 / オルガネラ / タンパク質品質管理 / オルガネラストレス / 宇宙科学 / 細胞・組織 / ストレス |
研究成果の概要 |
近年、人類は宇宙へと進出して長期宇宙滞在を実現し、宇宙空間を活用した様々な研究開発を通して科学技術の更なる発展を進めている。また同時に、前提となってきた地上重力を失った状況で健康的に生活するためのリスク評価の必要性に迫られている。本研究は、種々の疾患や生理機能障害と深く関連する細胞内小器官の恒常性維持(オルガネラ品質管理)に焦点を当て、この問題に取り組んだ。オルガネラ品質管理について確立されている小胞体に関して微小重力が及ぼす影響を解析したが、これまでに明確な変化は観察されていない。現在、他の細胞内品質管理機構との連携が小胞体での変化を代償している可能性を考慮し、解析を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では当初予想された微小重力による小胞体恒常性維持への影響が、明確には観察されないことを示した。更なる解析を要するが、小胞体とミトコンドリアの連携が微小重力で活発化することが近年報告されつつあることを考えると、ミトコンドリア品質管理機構などの他の細胞内品質管理機構との連携によって代償されている可能性も考えられる。今後はそのようなオルガネラ間でのダイナミックな連携に注目して研究を発展させることが重要と考えられる。
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