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βB1-クリスタリン単独欠損ハムスターの創出とその心臓病研究への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16K15207
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 薬理学一般
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

阪本 英二  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (40291067)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード分子病態 / 探索研究 / 心臓病 / 心筋症 / 心不全 / ハムスター / 突然変異 / ゲノム / 循環器 / 薬理学
研究成果の概要

難治性疾患に対する新たな治療法の開発は、今日の医学において極めて重要な課題である。そのための創薬には標的分子の探索が不可欠であり、我々はそのための独自の戦略として突然変異が原因で疾患を発症するハムスターを活用している。面白いことに、心筋症ハムスターには症状の異なる様々な亜系統が存在し、全ての系統でδSG遺伝子が欠損している。我々は各系統において心筋症の表現型を修飾する変異遺伝子の同定を通じ、心不全の発症と進展に関わる意外性のある分子機構の解明と応用を目指している。
今回は心筋肥大が特に顕著なBIO14.6ハムスターに注目し、心臓病研究に資する新しい疾患モデル動物の系統の創出を試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでβB1-クリスタリンは、水晶体に特異的なタンパク質と考えられてきた。すなわち、水晶体のクリスタリンは分子量によりα、β、γの3種類の複合体に分類され、それぞれはいくつかの単量体から構成される。
しかし今後は、本研究で開発した新しい疾患モデル動物を活用することで、これまで想像すらされなかったβB1-クリスタリンによる心筋の機能制御という新しい基礎医学分野の開拓が期待される。その上、ヒトの死因の3分の1を占める心臓病に対する新しい遺伝子診断と治療戦略の開発を可能にする予想外の可能性も切り開かれることであろう。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Cardiomyopathic hamsters: delta-sarcoglycan and beyond2017

    • 著者名/発表者名
      Aiji Sakamoto & Kageyoshi Ono
    • 学会等名
      PCS 4th World Congress of Cardiothoracic-Renal Diseases-2017
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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