研究課題/領域番号 |
16K15250
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
梶田 咲美乃 北里大学, 医学部, 講師 (60194734)
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研究分担者 |
三枝 信 北里大学, 医学部, 教授 (00265711)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 卵巣明細胞癌 / LEFTY / TGF-beta / 細胞増殖 / アポトーシス / Lefty遺伝子 / 卵巣明細胞 / Lefty / Smad2 / バイオマーカー / エキソソーム |
研究成果の概要 |
卵巣明細胞癌(OCCCa)でLEFTY (left-right determination factor)の高発現が認められた。本研究において特記すべきは、LEFTYの過剰発現がOCCCaの抗腫瘍作用を示すことであり、これはおそらくLEFTY過剰発現によるTGF-β1の作用を抑制することによるものである。この結論は、OCCCaにおける、LEFTY高発現症例でのKI-67 LIの数値などが裏付けしている。以上、LEFTYは、OCCCaに特異的な分子マーカーで、増殖能とアポトーシス制御を介して抗腫瘍効果を示すと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人に多い卵巣の明細胞癌の新規バイオマーカーとしてLEFTYを見出した。LEFTYは卵巣明細胞癌で特異的に高発現し、癌細胞の増殖を抑制するとともに、細胞死(アポトーシス)促進に関与する。これらの制御機構を介して卵巣明細胞癌に対して抗腫瘍効果を示す。今後、LEFTY分子を用いた卵巣明細胞癌の早期診断ツールの開発や分子標的薬としての活用が期待できる。
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