研究課題/領域番号 |
16K15300
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
関 由起子 埼玉大学, 教育学部, 教授 (30342687)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 応急処置 / 根拠に基づく処置 / 養護教諭 / 教育効果 / 軽微な怪我 / 保健室 / 応急手当 / 感染予防 / 子ども / 保護者 / 学校 / 手洗い / 大学生 / 教育的効果 / 家庭教育 / 学校教育 / 救急処置 / 湿潤療法 / 科学的根拠 / 習得機会 / 学校保健 |
研究成果の概要 |
本研究は、科学的根拠に基づいた応急処置の実践(Evidence based Practice)が学校で普及されるために、応急処置の実践内容、その実践の教育的影響、科学的根拠に基づいた実践が普及するための様々な要因を多角的に検討した。その結果、学校で行われる応急処置方法は、その処置を受けたり見たりする子どものみならず、さらにその子どもたちへと世代を超えて引き継がれていくことが明らかになった。そのため、学校での処置が科学的根拠に基づいた方法になるよう、教員養成における応急処置教育、衛生材料等の適切な配備と使用方法に関する教育、および健康情報リテラシーの獲得が重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、学校で実施される軽微な怪我の処置方法は、実際に見たり受けたりすることによる教育的効果のため、子どもたちや保護者にその処置方法が継承されていた。そのため、国民の応急処置のレベル向上のためには、養護教諭が根拠に基づいた処置を行うことが重要であることが明らかになった。本研究結果は養護教諭向けの雑誌や、応急処置に関する講習会や講演会で紹介され、根拠に基づいた応急処置の重要性の周知および処置レベル向上のために利用されている。
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