研究課題/領域番号 |
16K15432
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2017-2018) 九州大学 (2016) |
研究代表者 |
伊藤 鉄英 国際医療福祉大学, 福岡看護学部, 教授 (50253448)
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研究分担者 |
河邉 顕 九州大学, 大学病院, 助教 (10398068)
藤森 尚 九州大学, 大学病院, 助教 (60808137)
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研究協力者 |
三木 正美
安永 浩平
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ゲノム編集 / 膵管上皮細胞 / 膵β細胞新生 / 糖尿病治療 / 膵神経内分泌腫瘍 / 糖尿病 / 膵β細胞 / 分化誘導 / オートファジー / 膵臓 / fbw7 / β細胞 |
研究成果の概要 |
ゲノム編集技術Crispr/Cas9システムを用いて野生型マウスでの膵管上皮細胞からの膵B細胞分化誘導を確立しB細胞新生による糖尿病治療を目指すことを目的とした。まず、膵腺房細胞株をCrispr/Cas9にて膵アミラーゼをノックアウトした。膵アミラーゼ消失がオートファジーを介して膵癌発症や糖尿病進展の関与の可能性を証明した(Biomed Res Int, 2018)。さらに、膵内分泌腫瘍細胞をRNA-Seqを用いた遺伝子発現解析を施行し、シナプス伝達関連遺伝子上昇と消化酵素関連酵素の低下を証明した (Cancer Med 2019)。今後、膵B細胞の分化誘導を形態および分子生物学的に確認する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病は多くの患者が罹患しているが、根治的かつ永続的な治療法は開発されていない。糖尿病では、血糖のコントロールを担っている膵B細胞におけるインスリン分泌低下が主要な要因である。膵B細胞のインスリン分泌を回復させる治療法の確立が必要である。本研究ではゲノム編集技術Crispr/Cas9システムという新しい技術を用いて、インスリンを産生する膵B細胞を他の細胞から分化誘導して糖尿病の治療に用いることが出来る可能性を見いだした。
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