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血漿中がん細胞エクソソーム由来免疫チェックポイント阻害薬バイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 16K15543
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 皮膚科学
研究機関千葉大学

研究代表者

松江 弘之  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (10250424)

研究協力者 松岡 悠美  
末廣 敬祐  
山本 洋輔  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード悪性黒色腫 / メラノーマ / バイオマーカー / エクソソーム / RT-LAMP法 / 皮膚腫瘍学
研究成果の概要

当初、悪性黒色腫患者の血漿中エクソソームのPD-L1に注目し、免疫チェックポイント阻害薬投与前に効果が期待できる症例を選択するバイオマーカーを見つけようとしていた。そのさなか、エクソソームのPD-L1が免疫抑制状態、抗PD-1反応と関連すると報告された。しかし、PD-L1は炎症でも上昇し、特異性が低いと予想された。また、腫瘍特異的変異抗原(neoantigen)とそれら阻害薬の効果に相関が報告され、neoantigenの同定がその効果予測に重要であると考えられた。そこで、我々は、がん病変部からDNAを抽出し遺伝子パネル解析にてがん関連遺伝子を網羅的に解析し、neoantigenを検索した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫チェックポイント阻害薬は悪性黒色腫以外の癌にも適応が拡大されて使用されているが、この種の薬剤の共通の問題点は、担がん患者さんの抗腫瘍免疫の状態を適切に評価する方法がなく、抑制されている抗腫瘍免疫能も評価できないことである。この種の薬剤の効果は、抑制を解除したときの抗腫瘍免疫の強さが関与しており、投与前に効果が期待できる症例の適切なバイオマーカーを見つけることは、適応患者を選択し、医療費削減にも寄与する。我々の研究の継続は、日本人の悪性黒色腫患者さんのneoantigenを同定し、それに対する特異的抗腫瘍免疫を評価する第一歩として重要である。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 悪性黒色腫におけるゲノム・エピゲノム変異2018

    • 著者名/発表者名
      山本洋輔
    • 学会等名
      第77回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 悪性黒色腫におけるゲノム・エピゲノム変異2017

    • 著者名/発表者名
      山本洋輔
    • 学会等名
      第76回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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