研究課題/領域番号 |
16K15575
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
牧野 顕 福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 准教授 (00566226)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 酸化還元酵素 / マンガンサレン錯体 / 酸化的ハロゲン化 / 放射性ハロゲン / ハロゲン化 / 酵素触媒 / 酸化的 / 放射線 / 有機化学 |
研究成果の概要 |
酸化還元酵素とマンガンサレン錯体を触媒として用いる放射性ハロゲンの新規標識法について検討を行った。 酸化還元酵素を用いる標識反応については、水系溶媒中で、放射性ハロゲンの半減期を考慮した迅速合成に応用することは現時点では難しい。 マンガンサレン錯体触媒を用いた標識反応については、これまで報告されている放射性フッ素以外の放射性ハロゲンにも適応可能であることを明らかにした。反応条件についての更なる検討や新たな錯体開発などの研究が今後、更に進むと期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射性医薬品は様々な疾患の非侵襲的な診断(PET)や、高い治療奏功性が期待される放射線内照射治療に幅広く使用されている。特に放射性ハロゲンは既に様々な放射性医薬品に用いられているだけでなく、新たな治療用核種としても注目されている。本研究で進めた放射性ハロゲンの迅速合成法の開発は、これまで合成が困難であった新たな放射性医薬品の開発や、既存の薬剤の製造コスト低減に繋がる技術であり、学術的意義が大きい。また、国民の健康に資する技術であり、社会的意義も大きい。
|