研究課題/領域番号 |
16K15585
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中山 守雄 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 教授 (60164373)
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研究分担者 |
淵上 剛志 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (30432206)
吉田 さくら 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 助教 (40736419)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 放射線 / 蛍光 / イメージング / 癌 / survivin / 薬学 |
研究成果の概要 |
本研究では、多角的なイメージング法による高精度ながん診断への応用を目指し、最もがん選択的な蛋白の一つであるsurvivinをin vivoで選択的に検出できる放射性核種や蛍光分子にて標識した分子プローブの開発を目的とした。放射性プローブとして、放射性ヨウ素にて標識した低分子プローブの合成と評価を行い、細胞レベルでsurvivinの発現に相関した結合性を示す化合物を見出した。また、蛍光プローブへの応用を目指し、survivinに高親和性を示すペプチド分子の開発に成功した。さらに開発したペプチド分子を用いて、survivinに結合することにより蛍光を放出する蛍光プローブの開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Survivinは多くのがん組織に高発現している一方、ほとんどの分化後の正常細胞ではその発現は極めて低レベルである。従って、理想的ながんの画像診断の標的部位となりうるが、これまでにsurvivinを特異的に捉えた診断薬は未開発である。本研究では、がん画像診断への応用を目指し、survivinを標的とした低分子型放射性プローブと、ペプチドを母体化合物とした蛍光プローブの開発を行い、今後のsurvivinを標的としたがん診断さらにはがん治療に向けた新たな知見を提供することができた。
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