研究課題/領域番号 |
16K15619
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
米満 吉和 九州大学, 薬学研究院, 教授 (40315065)
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研究分担者 |
原田 結 九州大学, 薬学研究院, 助教 (00608507)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 腹膜播種 / スクリーニング / 癌 / 薬剤反応性 / 薬学 |
研究成果の概要 |
およそ3,000種の化合物群から2段階のスクリーニングを経て、極めて難治性である腹膜播種に対して高い有効性が期待出来るPD0325901を得た。既存の抗がん剤Paclitaxelを対照に用いてマウス腹膜播種モデルでの治療効果の確認を行った。その結果、驚くべき事に、PD0325901は劇的に奏功し、播種結節の縮小・貯留腹水の低減・著明な生存期間の延長を示した。一方で、同モデルにおいてはPaclitaxelは播種結節、貯留腹水を僅かに減少させるに留まり、生存期間の延長は見られたものの長期生存個体はみられなかった。固形腫瘍を悪性たらしめているメカニズムの解明の糸口となることが期待される。
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