研究課題/領域番号 |
16K15639
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
麓 敏雄 弘前大学, 医学研究科, 助教 (80463206)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | バイオセンサー / レポーター / 発現ベクター / 脳神経疾患 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
プロスタノイドTxA2、PGI2は、血管緊張と血小板活性化の制御に重要な役割を果たすが、これらのシグナルの活性化状態の正確な評価は行えていなかった。そこで、TxA2、PGI2の受容体TxA2 receptor(TP)、PGI2 receptor(IP)の立体構造の変化を感知することでこれらのシグナルの活性化状態を捉えるバイオセンサーを作成した。TPについては3種類のantagonistに対する良好な反応性の見られるバイオセンサーを、IPについては2種類のagonistに対する良好な反応性の見られるバイオセンサーを得られた。今後さらに検証を進め、研究成果を積極的に発信していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロスタノイドTxA2、PGI2は、血管緊張と血小板活性化の制御に重要な役割を果たしており、そのバランスの破綻は様々な血管障害の原因となる。TxA2、PGI2をターゲットとした治療には、生理的な止血を阻害しない範囲で、過剰な血管収縮と血小板活性化を抑制するという精巧な治療薬剤の開発が必要であり、そのためには、薬剤のシグナルに対する効果の正確な評価が不可欠である。本研究は、TxA2、PGI2をターゲットとした治療の開発の基盤となるものと考えられる。
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