研究課題/領域番号 |
16K15646
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
鈴木 倫保 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80196873)
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連携研究者 |
井上 貴雄 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (80513225)
平山 祐哉 山口大学, 大学院医学系研究科, 学術研究員 (20749824)
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研究協力者 |
杉本 至健
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 皮質拡延性抑制 / 皮質拡延性脱分極 / 局所脳冷却 / ラット / 脳波 / 脳血流 / 脳温 / eNOS / 脳神経疾患 / ニューロモデュレーション |
研究成果の概要 |
皮質拡延性抑制(Cortical Spreading Depression; CSD)は大脳皮質上をゆっくりと伝搬する神経細胞の脱分極の波であり、病態の悪化と密接に関わっている。脳を直接的に冷却することでてんかん性の異常脳波抑制する技術である局所脳冷却をCSDに適用しその抑制効果を調べた。その結果、15度の冷却によりCSDの発生頻度は有意に低下した。また、CSDによって上昇する脳血流も冷却によって抑制を受けたが、この効果はeNOSの発現率の低下によるものであった。以上の結果より、局所脳冷却はてんかん性異常脳波だけではくCSDをも抑制しうることが示唆された。
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