研究課題/領域番号 |
16K15660
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
羽二生 久夫 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (30252050)
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研究分担者 |
塚原 完 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (00529943)
松田 佳和 日本薬科大学, 薬学部, 教授 (20377633)
高橋 淳 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (60345741)
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研究協力者 |
滝沢 崇
鎌仲 貴之
上田 勝也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 生理活性物質 / リン脂質 / 脊椎損傷 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「ヒトでの記憶学習機能改善効果が見られたPLDが脊髄損傷に有効であるかの検証とその有効成分を特定」であり、ラット脊髄損傷モデルを用いた動物実験でPLDの脊椎損傷に対する有効性が一定量以上の投与量である事が確認できた。このPLDの有効性は新たな神経の再生と考えるより、切断されずに残った神経の回復の促進である可能性が神経の切断状態の違いによる回復差から導かれており、そのメカニズム解明の一助となる結果が得られている。さらに細胞を用いた実験から、これらの効果は単一のリン脂質成分によるものではなく、複数のリン脂質の複合的効果と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット脊髄損傷モデルを用いた動物実験でPLDの脊椎損傷に対する有効性が一定量以上の投与量である事が示せたことで、今後、リン脂質をベースとした新たな脊椎損傷のための治療薬開発が可能であると考えている。更に、神経細胞に対してリン脂質にまだ明らかになっていない未知の機能があるとも考えられ、今後の展開が期待できる。
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