研究課題/領域番号 |
16K15689
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
渡部 昌実 岡山大学, 大学病院, 教授 (70444677)
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研究分担者 |
野口 洋文 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50378733)
定平 卓也 岡山大学, 大学病院, 助教 (20733322)
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研究協力者 |
那須 保友
植木 英雄
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 腎臓 / 幹細胞 / 再生 / 細胞移植 / 局所注入 / 間葉系幹細胞 / 組織除去 / 再生医学 / 細胞移植法 |
研究成果の概要 |
本研究では、再生医療の根本的課題ともいえる組織立体構造の構築および臓器レベルでの組織再生といった課題を改めて認識した。我々が樹立した腎組織幹細胞株に基づき、これら幹細胞のin vivoでの分化を目指した局所注入技術についての基盤研究を行った。すなわち組織内への細胞移植の観点から、In situ permeation技術を用いて様々な溶媒について、様々な組織において組織内注入・拡散に関する実験を実施した。また、血管内皮系幹細胞株に関わる幹細胞として間葉系幹細胞の有用性について着目し、当該幹細胞に関する分離、培養、また細胞機能に関する基盤研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内における慢性腎不全患者の増加に伴い、腎臓再生、腎機能再生に大きな期待が寄せられている。ES(胚性幹)・iPS(人工多能性幹)細胞等の分化万能性幹細胞を用いた腎再生研究において、腎機能を担う腎小体・尿細管等の再生を目指した報告も存在する。一方で、様々な腎組織幹細胞群が樹立されれば、例えばそれら幹細胞を腎臓内に局所移植するなど、腎臓機能の再生に一歩近づくことができると考えられる。このような学術的・社会的観点から本研究を実施し、一定の成果を得た。
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