研究課題/領域番号 |
16K15777
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 正彦 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (40105888)
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研究分担者 |
吉川 圭介 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10435860)
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研究協力者 |
野村 良太
山本 梓司
岩佐 健介
春田 明日香
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 口腔内細菌 / 神経疾患 / 多発性硬化症 / 口腔細菌 / 歯周病 |
研究成果の概要 |
う蝕の原因菌Streptococcus mutansと歯周病の原因菌Porphyromonas gingivalisが口腔内を超えて脳神経疾患に与える影響を明らかとすることを目的とした。多発性硬化症の実験動物モデルであるクプリゾン誘導脱髄モデルマウスにS. mutans、P. gingivalisの菌体を尾静脈投与し、5週間飼育後のミエリン量を評価した。S. mutans菌体投与は脱髄レベルに影響しなかったが、P. gingivalis菌体は脱髄を抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔内の二大感染症がう蝕と歯周病であり、それぞれの主な原因菌としてStreptococcus mutans(S. mutans)とPorphyromonas gingivalis(P. gingivalis)が有名である。S. mutansは歯科治療中の出血により、P. gingivalisは慢性的な歯周炎により血液中に侵入すると考えられている。本研究により、P. gingivalisの血中内投与が神経疾患である多発性硬化症の病態を軽くする実験結果が得られた。P. gingivalis菌体外に多発性硬化症の治療候補成分が含まれている可能性がある。
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