研究課題/領域番号 |
16K15854
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
江國 大輔 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (70346443)
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研究分担者 |
森田 学 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40157904)
友藤 孝明 朝日大学, 歯学部, 教授 (80335629)
東 哲司 朝日大学, 歯学部, 助教 (80432649)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ラット / 接着因子 / 歯周組織 / 4-META/MMA-TBBレジン |
研究成果の概要 |
本研究では、4-(2-methacryloxyethyl) trimellitic anhydride/methyl methacrylate-tributylborane(4-META/MMA-TBB)レジンに成長因子であるEpidermal growth factor (EGF)を配合した場合のラット歯肉剥離後の治癒形態への影響を調べた。 既存のレジン塗布群では、剥離した部位の根表面には上皮様組織の再生はみられなかった。EGF配合レジン塗布群では、その介在部分に沿って、角化を伴った上皮様組織の形成が認められた。また、剥離した部位の根表面には上皮様組織の再生が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体硬組織と生体軟組織とを接着する材料は未だ存在しない。歯科材料に応用されている4-META/MMA-TBBレジンは接着剤であり、生体硬組織同士を固定する際に使用される。本研究では、この4-META/MMA-TBBレジンに細胞接着を誘導するタンパク質を配合して、歯質(硬組織)と歯を支える歯周組織(軟組織)の両方に接着して封鎖性が保てる新たな接着剤を開発につなげるべく、基礎研究としてラット歯肉剥離後の治癒形態への影響を調べた。本研究結果から、既存の接着剤に接着を誘導する因子を配合することで、新たな接着剤開発への応用が期待される。
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