研究課題/領域番号 |
16K15926
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
大井 伸子 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (60155041)
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研究分担者 |
石井 亜矢乃 岡山大学, 大学病院, 准教授 (00423294)
芳我 ちより 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (30432157)
岡 久雄 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 特命教授 (80116441)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 尿失禁症状 / 中高年女性 / 遠隔指導 / 骨盤底筋体操 / 女性外来 / 尿失禁 / QOL / 地域連携 / QOL |
研究成果の概要 |
女性専門外来と市町村保健師が連携して,遠隔地に居住する尿失禁の症状を有する中高年女性患者を対象に,TV会議システムを用いた骨盤底筋体操の遠隔指導を行い,尿失禁症状の改善について検討し,遠隔指導システムを開発することを目的とする。遠隔指導を①初回指導,②指導1か月後,③指導3か月後と計3回行い、尿失禁の自覚症状を評価した。連携したのは2市で,50人の中高年女性を対象に遠隔指導を行い,3か月継続した者(36人)の尿失禁の自覚症状を評価した結果、効果が認められた。参加者の結果は,保健師を介して伝え,必要時は医療機関を紹介した。遠隔指導から医療機関紹介へのシステムを保健師と連携して推進する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
尿失禁は,成人女性の20-30%に認められ,女性にとってQOLに関わる重要な問題である。 尿失禁のため,日常生活で困っている人も多いが,羞恥心から病院を受診しない人,病院までの交通手段がなく来院できない人も多い。遠隔地に住んでいて受診行動につながりにくい尿失禁の症状がある中高年女性患者に対して,遠隔指導による骨盤底筋体操指導を実施し,症状の改善と体操の効果を検証し,症状が改善しない場合に医療機関への受診につなげるための遠隔指導システムの開発により,受診しなくても尿失禁症状が改善する女性が増えていくことになれば,女性のQOL支援に貢献できる可能性がある。
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