研究課題/領域番号 |
16K15969
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 関西医科大学 (2018-2019) 昭和大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
林 みつる 関西医科大学, 看護学部, 講師 (20300402)
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研究分担者 |
岡田 忍 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00334178)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高齢者 / スキンケア / ドライスキン / 皮膚アセスメント指標 / 皮膚角層水分量 / 経皮蒸散水分量 / 下肢皮膚温 / 肌理 / 経皮水分蒸散量 / 皮溝と皮丘 / 皮膚アセスメント / 角層水分量 / 表面皮膚温 / 下肢冷感 / 洗浄方法 / 皮膚pH / 皮膚の洗浄方法 / 角質水分量 / 入浴ケア |
研究成果の概要 |
要介護高齢者の皮膚機能を健やかに保つスキンケアを再考するために、 皮膚洗浄の仕方が皮膚保水状態にどのような影響を及ぼすのか、皮膚のアセスメントに有用な指標は何か検討した。 温湯内洗浄では、洗浄直後には保水状態は良くなるものの、その後は低下し、皮膚の角層水分量は洗浄後2時間経っても洗浄前の数値に戻らなかったことから、時間単位で皮膚の乾燥状態が続いている可能性がある。その他、皮膚の角層水分量は、皮膚温[足背]によって保水状態の違いがある可能性が考えられた。また、年齢に関わらず、皮膚の肌理と関係があることが分った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴い、また要介護状態が高くなればなるほど、皮膚の乾燥症状に悩まされる割合が高くなる。ドライスキンは地味に確実にQOLを低下させる病態であるため、皮膚の健康を維持するスキンケアが望まれる。 本研究は、パラメータに皮膚生理機能を用いることで皮膚のコンディションの可視化を意図しており、何が皮膚の乾燥を助長しているのか、助長しないためにはどのようにすれば良いかなど、高齢者自身は習慣化した生活行為の見直しにつながり、ケアを実施するものは保清・スキンケアの再考や改善につながる参考データである。
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