研究課題/領域番号 |
16K16035
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
中村 純哉 豊橋技術科学大学, 情報メディア基盤センター, 助教 (60739746)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | BFTレプリケーション / パブリッククラウド / ビザンチン合意 / ビザンチン故障 / 分散システム / 分散アルゴリズム / クラウドコンピューティング / 耐故障 / クラウド / 耐ビザンチン故障 |
研究成果の概要 |
Byzantine Fault Tolerant(BFT)レプリケーションは,状態機械として定義される一般的なサービスに対して,ビザンチン故障と呼ばれる故障時の動作に一切の仮定をおかない最も強力な故障モデルに対する故障耐性を実現できる.本研究課題ではBFTレプリケーションについて,Amazon Web Servicesに代表されるクラウドサービスでも柔軟にレプリケーションを実現するための手法を提案した.提案手法は,レプリケーションを構成する際に問題となるレプリカ配置について可能な全ての配置案を網羅的に評価することで,利用者の目的に最もあったレプリカ配置の選択を可能にする.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,BFTレプリケーションをクラウドサービス上で構築する際に重要となるレプリカ配置の決定問題について取り組んだ.BFTレプリケーションをクラウドサービスのような地理的に分散した環境で効率的に実現するための手法についてはこれまでいくつか提案されているものの,それらは既に決まっているレプリカ配置においてレプリカの役割を入れ替えることで性能を向上させるものだった.提案手法はそれらとは異なり,レプリカ配置そのものを決定する段階で利用できるという点が学術的な新規性である.
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