研究課題/領域番号 |
16K16094
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
福森 隆寛 立命館大学, 情報理工学部, 助教 (60755817)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 音環境推定 / 危機検知 / 音環境理解 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、家庭内の危機的状況を検知するために、音環境をリアルタイムで自動推定できる(音声,生活音,異常音を理解できる)アルゴリズム、および音響システムを開発した。このシステムは、はじめにマイクロホンに入力された音から人間の聴覚特性と相性が良いとされている音声・音響特徴量を抽出する。そして、この特徴量に基づいて構築したディープニューラルネットワークを使って、危機的状況の度合いを評定し、その結果をコンピュータのディスプレイに表示する機能を有している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、叫び声、異常音、報知音を危機として捉えて、音環境を推定できる音響システムを開発しており、高齢者にとどまらず、全ての単身生活者を犯罪や災害などの危機的状況から守る一助となる。特に核家族や単身生活を想定すると、単身生活者と離れて暮らす家族が、当人の生活状況を遠隔地から随時確認することが可能となり、安全安心な生活基盤の形成に貢献できる。さらに、危機的状況を検知することで重大な犯罪を未然に防ぐ効果も期待できる。
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