研究課題/領域番号 |
16K16120
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 株式会社富士通研究所 |
研究代表者 |
横野 光 株式会社富士通研究所, その他部局等, 研究員(移行) (60535863)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自然言語処理 / 意味解析 / コーパス構築 / 言語理解 / 人工知能 / 質問応答 |
研究成果の概要 |
本研究では統計情報などのような数値データを対象とした質問応答システムの開発を目指した.数値データから得られる情報にはデータに格納されている値だけでなく平均のようなデータの値を計算することで得られるものもあるため,質問応答システムにはデータ中の値を計算して回答する機能が必要となる. そのようなデータを対象とした質問応答システムを開発するために,数値データと言語表現との対応を人手によってアノテーションしたデータセットを構築した. また,関連研究として言語理解タスクにおいて,モデルに必要となる知的処理の分類を行い,それに基づいていくつかの言語理解タスクのデータセットの分析を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宣言的な知識が格納されたデータベースを知識源とするような一般的な質問応答システムでは質問に対する答えがデータベースに直接的に表現されているという仮定に基づいてモデルが構築される.一方で,数値データを対象とした質問応答システムでは,回答に必要な情報がデータ中に直接的に存在しておらず,回答のためにはデータ中の値を計算しなければならない,という状況が起こりうることを想定し,それらの計算のための機構を構築する必要がある.本研究ではその基礎となるデータセットの構築を行った.このデータセットを用いることで,言語表現による数値データの取り扱いに関する研究が行えると考えられる.
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